弟が満足するまで、その日は一緒にいた。 この弟をどれほど憎んだか。 それでも、弟が出て行こうとするまで、追い出しはしなかった。 もう、後戻りはできない。 あの方は容赦しない。 そういう甘さがないから、協力した。 きっと、本当にこれが最後だ。 「では、兄上。 私は明日が早いので失礼します。」 弟は会心の笑みでその場を去った。 子州に向かうのだ。