「えっ!?」


おもわず、勿忘草から手を離した。


「なに…あれ…」


勿忘草を手にとった瞬間、よく夢でみるような映像が頭の中にかけめぐった。


「夢と似ているけど…いつも見るのと違う…」


おそるおそる、もう一度手にとってみたが、なにもおこらなかった。


「なんだったんだろ…今の…って、もうこんな時間!」


かなりの間川原にいたらしい。もう、周りは薄暗かった。
急いで、自転車おいてある場所へ戻り、家に向かった。


しかし、心の中ではもやもやとしたものが渦巻いていた。