「あっ、そうだ!勿忘草って私を忘れないでともうひとつ花言葉があったでしょ?」

「ああ。」

「もうひとつって、なんなの?」

そのときの記憶だけがどうしても思い出せないのだ。

「思い出せないのか?」

「うん…で、なんなの?」

私がもう一度聞くと彼は私の耳元でささやいた。