私たちがみた映像は、私たちの前世の記憶だった。

そしてやっぱり彼は夢で見たあの人。

ちなみに私たちは付き合いだした。
今は、川原でデート中だ。

「なぁ、なんで思い出の場所があそこだと思ったんだ？」

彼が突然聞いてきた。

「だって、夢でみた情景とそっくりだったんだもん。」

「だからって、どこの川原も似たようなもんだろ？あれから何百年もたってたんだし」

彼の問いかけに私は少し笑っていった。

「わかるに決まってるでしょ？私たちの思い出の場所なんだから。」

「そんなんで、わかるもんなのか？」

「わかるの。」

私が自身を持って答えると彼は首をかしげたがあきらめたみたいだ。