「俺さぁ、信用できる女友達がほしかったわけ。
でもどこのどいつも、
結局俺を恋愛対象として見やがって。
結局女って自分に気がありそうな奴を
好きになるんだよな。
本当ばかじゃね-の?
だからお前も結局周りの奴らと同じわけ。
っつかお前のこと
恋愛対象としてみたくもね-っつ-の。」
・・・・ひどい、ひどい・・・。
もうあたしは涙が零れ落ちそうで、
いや、もう零れてたかもしれない。
あたしはカバンを持って、
教室を飛び出した。
がむしゃらに廊下を走る。
周りなんて気にせずに。
いつの間にか顔は涙でぐしゃぐしゃで、
下ばっか向いて、歯を食いしばって・・・・
適当に走ってたら、
家の近くの公園についた。
運よく誰もいなくて、
声を殺して、ずっとずっと・・・泣いていた。
そういや、ここで何回も菅原に相談とかしたっけ。
そんな事思い出すだけで、
泣けてくるし・・・・。

