「ねぇ?」
急に誰かが話しかけてきた。声の方を向くと、昨日の知らない女性が立っていた。ドラマみたいなことって現実にあるんだ。
「何で女の人と一緒に食べてるの?」
彼がすごく動揺しているのが分かる。私はオムライスの最後の一口を食べると彼女を同じテーブルに座らせた。
「私と彼は幼なじみなんです。今日たまたま同じ会社に勤めているのが分かって、一緒に昼食をとることにしたんですよ。」
「そうなんですか。疑ってごめんなさい。私は彼の彼女です。何で机の上に結婚指輪があるんですか?」
「こいつが、彼女に結婚指輪を買ったから見てほしい。こんなんでいいかな?って私に相談してきたんです。」
彼の方を向くとあからさまに驚いた表情をしていた。足を踏むと正気に戻り、会話に加わってきた。


