「じゃあ、私行ってくる!くるみ。ありがとう!」






観奈は2階へ続く階段へと勢いよく駆け出した。






「いえいえ。どういたしまして。」








西川さんがそう言うと、階段を上がり始めた観奈が手すりにもたれかかってヒョコッと顔を出した。







「あ、そうだ。明日から学校通うことになっちゃったけど。よろしくね。」







「うん。こちらこそ!じゃあまた明日ね。」








俺が手を振ると、観奈は嬉しそうに笑い階段を登っていった。








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「ふぅ…。」








観奈がいなくなると、西川さんが『やれやれ』とため息をついた。








そんな西川さんを見て俺の口元が緩んだ。








「西川さんって、意外にやさしいところあるんだね。」








俺がそう言うと、西川さんは『何を言ってるんですか。』と首を横に振り、








「西川は優しさだけで出来てるんですよ。」








爽やかに微笑んだ。








( ´;゚;ё;゚)・;’.、・;’.、ゴフッ!







それ、どこぞの頭痛薬ですか!?(バファ○ン)