俺がふいに思い掘り下げていると、観奈は『あはは』と笑い出した。








「まさか。再会出来たのは本当に偶然。私もビックリしたのよ。あんなに探して見つからなかったのにね!」








( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!







二人が出会ったのマジで偶然かよ━━(゚ Д゚;)━━!!






「それまた…凄いね。」







俺はまたしてもそうコメントせざるを得なかった。








「えぇ。で、彼方が住んでたこの寮に連れて行かれたってわけ。…あの時、正直途方にくれてたから本当に助かったわ。」








観奈があの頃を思い出すように、胸を撫で下ろすため息を落とす。








「まぁ、そういう訳で彼方も早瀬先生に一時的に保護されてる立場でしょ?どうしようかって話になった時、この寮が慎太郎叔父様が理事を勤めている学生寮だって事にたまたま気づきまして…連れ戻される覚悟で頼み込みに行ったってわけ。」









『で、今に至りまぁ〜す☆』と明るく話を閉めると、観奈は缶ビールを天井高く掲げると、グイグイッとビールを飲んだ。








「なんか…本当に偶然が偶然を呼んでこうなったんだね。」








『偶然…恐るべしだな』と俺は改めて思い、観奈に続いて缶ビールを飲む。








「そうなのよ。私が彼方と再会しなかったら、彼方がこの寮に保護されてなかったら、この寮が慎太郎叔父様の学生寮じゃなかったら…ほんと奇跡よね〜。」








観奈は懐かしそうに『あはは』と笑うが…。







もはやここまでくると、奇跡というか、運命というべきか…(゚∇゚ ;)






と、俺はそう思いました。はい。