できごと、1



「べn・・・馬鹿、教科書忘れたから貸せ」

「ちょっとぉぉぉぉ!!今私の苗字言いかけたよね!?何で訂正すんの!?」

「うっせーな、静かにしろ馬鹿!さっさとよこせ」

「絶対やだ!私の成績が下がるじゃん!!」

「今更だろ、ったくめんどくせー奴だな」


そう言い、とある男はとある女が抱えている教科書を無理やり奪い取った


「なっ!返せ!俺様バカ」

「馬鹿はお前だろ」

「うっさい!さっきからばかばかばかばか・・・・」

「事実だろ」

「もう黙って・・・・」


「仕方ねーな、じゃあ今から購買行って俺の昼メシ調達してこい、したら返してやる」


とある男は、教科書を掲げて少し微笑みながら言った


「ほんとだな!ちゃんと返せよ!!」


そう良い、とある女は走って購買のある真逆の方向へ走って行った