「・・・・・はい。」 「もしもし?俺だけど。」 「わかるよ、仕事終わったの?」 「あ、うん。 んなことより!なぁ! さっきの男だれ?」 電話の相手は里見蓮。 これも彼氏。一応ね。 さっきのレストランで働いてる。 「・・・だれだと思う?」 「・・・は?」 「もう終わりにする?」 「なに言ってんの? なに、あのおっさんが本命で 俺は遊びだったわけ? 意味わかんねぇんだけど。」 「勝手な解釈しないでよ。」 あたしは落ち着いて 少し微笑みながら言った。