あたしはミキに返事をすると、 カバンを持って 彼の元へ行った。 「うっし!じゃあ、行くか!」 そう言って 彼はあたしのカバンを持って 昇降口へ歩き出した。 彼は一応あたしの彼氏 間宮圭一 3年だから、 あたしたちの1コ上かな。 「あっ!」 圭ちゃんはいきなり叫んだ。 「どしたの?」 「いや、今思い出したんだけど 今日俺んちダメだった! 珍しくおふくろ居るっぽくて。」 「なんだそんなことー? 別に何処でもいーよ。」