「いつ見てもこの夜景、キレイだね。」 「そう? でも1人で見てると、慣れちゃったしそうでもないよ。」 「そうなんだぁ・・・ じゃああたしと2人で見ればキレイに見える?」 「うーん・・・ ランと一緒だとランの方がキレイだからなぁ・・・」 不覚にもさらっとこんなことを言う慎二に ちょっと恥ずかしくなった。 「顔、赤いよ?」 「いやっ、ちょっと暑くない?この部屋。」 「じゃあ冷房入れてあげるよ。」 そう言って慎二は リモコンを操作した。