僕の彼女は兄の彼女



 ある日、夕立がきた。

 僕は雨が大嫌いだ、この日は雷もなった。
でも、この日はとてもいい日だった。


 だって、君に逢えたから・・・。


 僕は一人で留守番をしていた、すると、


 ピンポーン!!


 チャイムが鳴る。

「はーーい。」

 いつもなら無視するところだが、今日は
珍しく応じた。


 玄関ドアを開けると、ずぶ濡れになった君が



 立っていた・・・・。

「ど、どうしたの・・?」
 僕がそう尋ねると、
「洋くんは・・・?」
 君は兄の名前を呼んだ。
そんな君に腹が立つ。
「洋介ならいないけど・・・」
 兄のコトは普段から呼び捨てだ。

「じゃあ、いいや・・・」

 悲しい顔をして、君は言った。

 どうやら洋介に会いに来たようだ。
そう言って帰ろうとするきみの腕をつかんだ。


「待ってよ!!!」