あたしと祐樹の出会いは
  中3の春







中3の時の事・・・


慌てて職員室に向かって行っ
ている時だった



階段の曲がり角で誰かとぶ
つかった


「あっ!!ごめんなさいっ!!」


「いや、こっちこそ。わりぃな」


「いえ」


「怪我ないか?その前に立てるか??」


「だ、大丈夫です」


「ほら」



そう言って手を差し伸べてくれた




たったこれだけの会話なのにいつのまにか
好きになってた・・・


ううん、好きにさせられたの




それ以来あたしたちは、なんの発展もなかった・・・