それから私と陸玖は結婚式をあげ“神山 璃音“になった。

 残りの四人と言えば…?

 「久しぶり璃音」

 私に抱き着く悠羽。

 「元気してたか?」

 髪をクシャクシャする空夜。

 「大人っぽくなったね」

 ニコッと微笑む奈桜。

 「よぉ…」

 片手をあげる龍。

 「触んなよー」

 口を尖らせる陸玖。



 里親は探さないで神山のままでいる。

 今は、皆仕事についていて一人ひとり自立している。

 時々こうして遊びに来ては陸玖をからかう。

 私は、ホントに幸せだよ…。

 陸玖と居れて、四人と居れて…。



 大好き…陸玖。






                 END.