結婚して二年がたった頃。 ラル宛に一通の手紙が届く。 何故か、途轍もない不安が心を横切る。 何か良くないことだと、その手紙は語る。 昔から勘だけは鋭いアリサ。 不安だけれど、渡さないわけにはいかない。 「ラルー、手紙届いたわよ。」 「あぁ、ありがとな。」 ラルに手紙を渡すと、また自室に戻って行った。