そして、翌年。








アリサは還らぬ人となった。





「ラル・・・ごめんなさい。」





そう呟くと、眠るように息を引き取った。







その時、寂しそうな幸せそうな顔をしていたという。





アリサにとって、ラルは全てだったんだろう。




彼と過ごせた時を最後に思い出したんだろうか。