それから、数年。 一年に一通だけ許される手紙をアリサは寂しそうに読んでいた。 涙はいつの間にか枯れて顔は痩せ細っていた。 町の人々もアリサに気を使い、 元の明るい笑顔が戻ってくるのを願っていた。 けれど、アリサに笑顔が戻ることはなかった。