遠い昔。



若い夫婦が町の外れに住んでいた。


小さな町だったが、活気のある明るい町で、


町の人も皆仲が良く助け合いながら暮らしていた。


また、この夫婦もそんな町の人々に助けられている。


彼女の名は「アリサ」、彼の名は「ラル」。



二人は共に二十歳となり結婚。



アリサにもラルにも両親はいなく、町の人々が家族のようなもの。