「おい! お前等、働け!」 陽太が、直と話している女の子2人に言った。 「ぇーいいじゃん!」 「直くん、超可愛いし♪」 「お前等なぁ…」 キレる寸前の陽太は、なんか懐かしくて、思わず笑ってしまった。 「ねぇ、抱っこしてみる?」 あたしが女の子2人に聞くと、目を輝かせて、「いいんですか?!」と嬉しそうに言った。 「おい、柚!」 「いいじゃん、いつも陽太がお世話になってるお礼だよ!」 「ありがとうございます!」 抱っこされている直は、少し嬉しそうだった。