*陽太side* 「先生の車、二回目ですね♪」 「そうだなっ!」 「これ、直さん専用?」 「ぶっ」 思わず、口にしていたコーヒーを吹きそうになった。 俺は、缶コーヒーを車にある専用の置き場に置く。 なんで高校生ってこうも変なとこに勘がいいんだ…?? 「あははっ! 先生わっかりやすー!」 「あんま大人をからかうな!」 「…ねぇ、先生」 「ん?」 「どうやったら…自分を愛してくれる人と出会えるの…?」 「…」