「ぁ…陽太…おかえり!」 「おぅ、ただいま!」 「…酒くさっ」 「しょーがねーだろ! 大地と飲んできたんだから!」 「…そっか!」 「つーか、お前ベッドで寝てろよなぁ…。風邪引いても知らないぞ」 「…うん、ありがと」 はぁ…。 「柚さ、俺が植村を家に送り届けた時、京ちゃんと買い物したって噓だろ」 「え…っとぉ」 ったく…すぐ顔にでる。 そんなところは、 昔と全然変わってない──。