「あっははは!! 陽太、お前も大変だなぁ!」
「うるせー…」
陽太は、頭を抱えて、「はぁー…」と大きくため息をついた。
「…?」
「ぇ、大地知ってんの?」
京ちゃんが目を輝かせながら、凪原くんに聞く。
「おぅ! この前久しぶりに会ったとき、陽太酒飲んだからさー」
「陽太、いつ?」
「んと…お前が保護会行ってるとき」
あぁ…あの日か。
あたしが知らないはずだ。
「まぁ、夏村さんが思ってることじゃないのは確かだな」
「ぇ、そうなの…?」
「当たり前だろーが」
じゃあ…理由ってなに??
なんか気になってきた…。

