「大地に聞くしかねぇなぁ…。んで、直。美琴ちゃんからの手紙は、なんて書いてあるんだ?」 「一緒に遊ぼう、って」 「んじゃ、遊ぶ日に大地に会うか。本物のサッカー選手だぞ」 陽太がそう言うと、直は目を輝かせている。 そんな表情が、子供っぽくて、可愛く感じた。 「んじゃ、大地に連絡するか」 「だいち!」 直は随分凪原くんが気に入ったらしい…。 まだ会ってもいないのに。 「あたしは、美琴ちゃんへのお菓子用意しようかな」 「グミ! 僕、グミがいい!」 「はいはい♪」