直がぐっすり寝れば、あたしはご飯作りを再会した。 そろそろ…かな。 ご飯が出来上がるのと同時に、玄関のドアが開いた。 「ただいまー」 「おかえり〜」 あたしは、精一杯の笑顔で、言った。 けど、陽太は表情を曇らせる。 「…陽太?」 「お前、なに柄にもなく作り笑いしてんだよ」 「ぇ…」 陽太の顔は、真剣そのもので、思わず固まってしまうほどだ。 怒ってる…? 「なんか不満あるんなら言え」 「…っ」 「柚」