そんな事を考えながら、直と一緒に、お昼を食べ、再び学校へと行った。 けど… そこには、見たくもない光景が。 「…ようた?」 陽太はさっきの女の子に抱きつかれている。 …胸が、痛い。 「…っ」 この年で、しかも高校生に嫉妬なんて恥ずかしい。 「パパいるよ?」 「…うん、でも、忙しいみたいだから、他のところまわろうか…?」 「うん!」 あたしは直と、体育館に行って、劇を見ることにした。 直は劇に夢中。あたしは、ずっと陽太の事で頭がいっぱいだった。