「…ずさっ!梓!!ってば!」


「えっ!なっ何!?」


どうやら、いろいろ考えすぎてしまい、チャイムも気付かなかったようだ。


「どうしたの??ボーっとして。」


友達の川畑咲は梓のびっくりしてる顔を見て笑った。



「ううん。何でもない!」


梓は、自分の気持ちを誰にも言っていない。


見ているだけで…十分だから。