そういって
強引に引っ張られた
私の腕。


「…離してください!」


「黙れ」


「………っ」



あ然とするみんな。


私だって、

あ然だよ…。


部室を出て、
どんどん進んでいく先輩。



「離して下さい!」


おもいっきり
振りほどいた腕。