『これは失礼…ミス小田切』 ようやく…ダニエル氏は私の手を離してくれた。 ダニエル氏に握られた手は汗ばんでいたーー 『では…こちらへ…』 ダニエル氏がみずから私たちを会議室に案内。 「!?」 妙にチラチラと私を見つめるダニエル氏。 「…小田切…お前…目をつけられたようだな」 隣を歩く透真が私に呟く。 「やっぱり?」 「結構…プレイボーイで有名なんだ…彼は…ハリウッドセレブの何とかとも 噂になった…」 「そうなの??」