「……」


 あいつかーーー


 叔母が秘かに…早く息子にしたいと言っていた…アイドル顔のーー



 「知っている…お前…いつから…アイドル顔の男がタイプになった?俺と全く
真逆のタイプだろうが?」


 「え、あ…押し切られたと言うか…すごく可愛くて…情熱的でね~」


 「……お前が誰と結婚しようが…俺には関係ないが…」


 俺はグラスの中の白ワインを飲み干す。


 「……」


 心の中では納得出来なかったーーー