「…今度…CMに出る…『oz』のナルのサイン…」 「……」 透真は…深い溜息。 そして…ウザそうに眼鏡を弄る。 「お前の身内まで…」 透真は色紙を受け取ってくれた。 そして、しゃがみ込み…机の下に置かれた紙袋を引きずり出す。 「何してんの??」 私は透真の背中越しに…紙袋の中を見る。 何も書かれてない色紙がギッシリ詰め込まれていた。