麻古は俺に気付いて…黙って…パソコンのキーを打ち始める。 他の社員も同様に沈黙して止まっていた手を動かす。 「正岡…」 「係長補佐…」 正岡の声は俺のいきなりの登場にビビッて上ずる。 「今夜…新人の歓迎会があるそうじゃないか…俺は何も聞いてないぞ」 「そ、それはいつも…係長補佐は参加されませんし…」 麻古の歓迎会なら別だーーー