私たちは回転扉を潜って、中に入った。 高い吹き抜けの天井に眩い光のシャンデリア。 緋色の絨毯の敷き詰められたロビーを歩く。 私たちは20階のスイートルームに宿泊するコトになった。 部屋に入ったとたん…透真は私を抱き寄せる。 「と、透真!!?」 「……」 透真は性急なキスを繰返した。 「ん…あ……んんっ……」 透真は何度も角度を変えて…強引に私の唇を貪り尽くす。 私は透真が唇を離す度に…言葉にならない声を発して…必死に息を吸い込む。