言葉が通じないと言うだけで…俺は麻古と産婦人科の診察室に赴く。


 「……」


 ここだけ…何だかメルヘンチックな待合室。


 小児科も兼ねているから…仕方ないと思うが…


 何で!?俺が…


 こんなトコに居るんだーー


 父親でもないのに…


 「ゴメンなさい…透真」


 「別に…お前は…俺の部下だ…」

  
 言葉の壁もあるし…不安な気持…分からないわけではない。

 でも…周囲の連中は絶対…俺を父親だと思っている…よな・・・