搬送された先の病院の…処置室。 気を失った麻古はベットの上で意識を取り戻す。 「ここは??」 まだ…意識が混濁しているのか…麻古の視線は定まっていなかった。 「病院だ…お前は貧血で倒れて…俺が救急車を呼んだ…」 「……」 麻古は自分の腕に刺さる点滴を見つめる。 「…私…子供が出来たみたい…ここには産婦人科あるの?」 「!!!?」