懐かしい想い出がたくさん浮かんだ。


 でも…俺は酒を少し飲み過ぎてしまい途中…眠くなって来てそのまま意識を手
放してしまった。



 気が付けば見慣れた天井。


 「おい!!?」


 誰かが…俺の身体を揺する。



 麻古さん??


 明らかに女の声ではないけど…俺の頭には重低音の音楽が流れるようにガンガンしていた。たぶん…二日酔い。


 「…キスしてくれたら起きる…」


 俺はいつも麻古さんにキスされたら起きていた。思わずその調子で…呟いてしまった。