「私だって何とかして見せるわよ!」 「早口のイタリア語に四苦八苦するお前には無理だ…それに男は…お前より 力強いんだ。そんな動きにくい振袖で…押し倒されても何とか出来るのか?」 「それは……」 俺は麻古の右腕を掴んだ…… 「……透真!!?」 その振袖が俺の時間を引き戻した… 「……」 潮風に揺れる麻古の長い袖…… 「お前…本当に…村形を愛してるのか?」 「透…真??」