『そうか…なら…お別れだ…麻古』 プロポーズを断った私に冷たく…透真は別れを告げた。 あれから…互いに気まずくて…連絡はとっていなかった。 透真にフラれて…しばらくは泣いていたけど… すぐに…私は片桐部長と付き合い始めた。 「お前とは…5年ぶりだな…お前も『ティ・モール社』とのプロジェクトチー ムの一員なんだって~。俺がマーケティング担当の責任者だ…よろしくな」 「え、あ…でも…責任者はイタリア支社の墨染さんだって…」