「きゃあーーーっ!」


校内に響き渡る黄色い声。

窓から身を乗り出す子もいれば、


本人に近寄ろうと、囲む人すらいる。




そのせいで、あたしは校門を通れない。



早くどいてくれないかな。


これじゃあ、通れないじゃないっ!



… でも本人達に言う勇気があたしには無いから心の中でブツブツ。