透の手がスカートの中に触れた時に麗がビクッとした。
「麗…?」


麗は震えながら泣いていた。


「大丈夫。こわくないよ…」


透の両手は、麗を抱きしめていた。


「今日はここまでで十分だよ。無理しない。急がなくていいから」

「だって…」


「じゃあ麗泣かないでできる?俺泣いてる麗を、襲ったりできないよ」


「痛いかな?痛いよね。初めてだもん…大丈夫我慢するよ」


「本当に?大丈夫?」

透は麗にキスしながら触れてみた。硬く閉ざした麗の足を優しく触れながら緊張を解いていった。


「麗、本当に大丈夫?痛かったら痛いって言うんだよ」


透は優しかった。優しく優しく麗と一つになった。


震える麗を一つになりながら優しく抱いてキスしてくれた。


麗は痛みで気が遠くなるようだった。


透の胸の中に顔を埋めて麗は泣いていた。一つになった喜びよりも、痛みとこわさで震えていた。


「ごめんな。麗。痛かったな。ごめん。俺麗大切にするからな」


しばらくして、透が服を直してくれた。立つのも辛かった。