「麗!1組の透君てかっこいいよね~」


「歩美…何言ってるんだか…透はね…」


「あたしさ~透君に恋したかも!告っちゃおうかな」


「ちょっと~透に告るなんて!マジで~やめなよ~」


「麗は透君と仲いいから~協力してよね」


ちょっと待ってよ…


透を好きなんて信じられない…あのチビの透を?


ありえない…


帰り道、透と一緒になった。


「透って好きな子いるの~!?」


軽く聞いた麗だったのに、いつも笑いで返してくる透の言葉はなかった。