「あれが勇真君…」


ポツリと呟いてしまった。



かっこいい…。
整った顔立ちに、スラッと高い身長。どちらかというと、クールな方な顔。


彼は私の姿を見つけると、こっちこっち、と手招きをした。



「遅れてごめんなさい。迷惑かけたよね…」


私は、勇真君のところにいくと、すぐに勇真君に謝った。



スタッフさんだけじゃなくて、勇真君だって私が遅れて迷惑したはずだもん。