LOVE POP!

第一印象は最悪。


スタッフさんには「可愛いね」とか言うし、私の控え室にいきなり現れて、敬語使ったらキスするとか、アドレス交換勝手にしてたりとか……。


とにかく最初は苦手だった。


………なのに。


いつの間にか、れおんと話していることが、れおんといることが当たり前になっていた。


れおんと話していると楽しくて。
れおんといると心が安らいだ。


………いつの間にか、彼を“好き”になっていた。


ずっと、勇真が好きだったあたし。


きっともう、人を好きになることなんてないと思っていた。


………でも。


チャラくて、しつこくて、馴れ馴れしくて。


だけど、優しくて、あたしの心を癒してくれる。


そんなれおんが好きになった。