「ありがとう。勇真君」


私もニッコリ微笑むと、勇真君は私をぎゅっと抱き締めた。


「怜美………。大好き………」


「私もだよ………」


そう言いながら、私たちは、ひとつになった………―――――――――――。


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「もう一回、する?」


ベッドに転がりながら勇真君が聞いてくる。


「勇真君が、したいなら」


「いや、怜美が決めてよ」


「勇真君酷いっ!なんで私に決めさせるの?恥ずかしいよぉ……」


「あれだけ、俺のこと誘ったくせに?」


勇真君が悪戯っぽく笑いながら私に言う。


もうっ!!勇真君の馬鹿!!


「もう知らない!!!」


私はフンと、勇真君とは反対の方向を向くと、拗ねた子供の様に体育座りの形で座った。