「でもなんか嫌なんだよー!!」


正直、かなり立ち直ってきたとは思う。


確かにまだ勇真君がいないことには慣れてないし寂しいとは思うけど、前のあの状況に比べたら十分元気になれたと思うんだ。


だけど、やっぱり付き合っていたことには触れてほしくなくて………。


「しょうがないじゃない。これがなかったら会見開くことになってたんだよ。
それに比べたらましじゃないの?なんか、勇真本人が話すみたいだし」


うん。そうなんだよねぇ。


「うん。れおんくんに聞いた。でも、勇真君だけがステージで話すの!?社長もいないときに!?」


「うん。そうみたいだよ。テレビでもちょこっと言ってたし、勇真本人に聞いたら『そうだ』って言ってたし」