あの日、勇真君と最後の電話をした日。


私は一晩中泣き叫んでいた。


まさか、勇真君と別れる日が来るとは思っていなくて。


最後は結局自分で決めたことなんだけど。


それでもあの時間の中ですごく、すごく悩んで決めたこと。


だから、後悔しないようにしてるの。


後悔しちゃいけないと思って。


でも、なんにもしてないと勇真君を思いだしちゃうから嫌だな。


考えないようにしたいのに。


それなのに、黙っているとどうしても勇真君のことを思い出しちゃって。