「どうして……。どうして、そんなこと言うの……?
確かに私は、モデルを辞めるなんて嫌。でも、それと同じくらい勇真君と離れるのも嫌だよ……」


『怜美………愛してるよ。ずっと怜美だけが好き。
でも、駄目なんだ。俺は怜美にはモデルを続けてほしい。俺のせいで怜美がモデルを辞めるなんて嫌なんだ』


「勇真君のせいじゃない!!私のせいよ。写真撮られるような隙をつくるから………」


『怜美は謝らないで。悪いのは俺だから。キスした俺が悪いんだ。そもそも、デートしようって言ったのが原因で………』


「それは違う!そんなこと言うんなら、私がバレるかも知れないのに簡単にデートしようとしたのが悪かったの!!勇真君は絶対悪くない!!!」