「………この事について、どう説明する?」


「……………はっ?」


「あの事務所は恋愛禁止なはずだぞ。なんで藤丘怜美と付き合っていたのかと聞いてるんだ!」


「なんでこんな写真撮られてんすか?」


「そんなの知るか。ただ、ここの出版社がな、この写真を送って来たんだ。
まだ雑誌にはされてないが、なにか要求を言ってくる訳でもなくてな。


理由はわからんが雑誌になり、発売することに変わりはない。まぁ、単純に言えば予告をしたということだろう」


「それで、俺にどうすれと?」


「来月に行われるコンサートに合わせる感じで発売させるらしい。そのときに本当のことを言うんだ」


「俺と怜美は付き合ってたって言えばいいの?」


「逆だ。お前たちの間にはなんの関係もない!そう言え」


「…………嫌だね。なんで嘘つかなきゃならないんだよ」