「………忘れ物ない?」


「うん。大丈夫!」


「じゃ、出ようか」


朝になり、私達はホテルを出る準備をしていた。


「始発に乗れば間に合うだろうし、記者とかもいないだろ」


「うん。そうだね」


こんな理由で私達ははやく起きて準備をしていたんだ。


「じゃ、出るよ」


「うん!」


私達は部屋を出てチェックアウトをした。


「誰もいないかちゃんと見とけよ」


「わかってるよ!そんなに心配しないで」


電車のホームに着いて誰もいないことを確認すると、私はホームに置いてある椅子に座った。