『勇真君!上がったよ!次、入る?』


火照った頬で俺に問いかける怜美。


『おぉ!電気付けっぱにしといて!』


そう言って俺は逃げるように風呂場に向かった。


どう見たって無防備すぎだろ!一応理性は保ったけどさ。俺だって男なんだってことを怜美には理解してもらわないとな。


「………………って、寝てるし!」


ほら、また。めっちゃ無防備な姿で寝てるし…………。


ここのホテルは一応オートロックだけど、もし知らない奴とか入ってきたらどうすんだよ?
お前一人で対処出来んのか?って聞いてやりたくなる。